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Field Note

「施策の足し算」を、
いったんやめる。

2026.08.05 — ChopChop Editorial
紙のメニューと注文票を確認する、飲食店の運営者の後ろ姿
イメージ:何を増やすかより、どの判断が止まっているか。

スープの味がぼんやりしていると、醤油を足す。それでも決まらなければ塩を足す。最後に唐辛子を足す。たいてい、そのたびに少し良くなった気になります。

ただ、最後に残るのは「いろいろ入れたスープ」です。最初の味がどうだったのかは、もう分からなくなります。

デリバリーの運営にも、よく似たことが起きます。売上が伸びない。クーポンを出す。写真を替える。広告も試す。どれも悪い施策ではありません。ただ、何が止まっていたのかを見ないまま施策を増やしていくと、後から残るのは「いろいろやった」という記憶だけです。ChopChop では、この状態を「施策の足し算」と呼んでいます。

必要なのは、施策を増やすことより、最初に見る順番を整えることです。

施策を増やすことと、問題に近づくことは、別の仕事です。最初に見るのは、そもそも見つけてもらえているか。メニューを見ても、選ばれていないのか。価格、営業時間、写真、オペレーションのどこで、注文が止まっているのか。数字を見て仮説を置き、実際の運営に戻って確かめます。

ここで大事なのは、クーポンが良いか、広告が悪いかを先に決めつけることではありません。同じ施策でも、店が違えば意味が変わります。答えを急ぐよりも、間違った問いに急いで答えないこと。そのほうが、店主が次の一手を考える助けになります。

ChopChop は、既存の運営で蓄積した知見を、より透明で再現可能な判断の形にしようとするプロジェクトです。売上を約束するためではありません。少しずつ足す前に、まず何を見るべきか。その順番を、店舗ごとに考えられるようにしたいと考えています。

自店舗の状況を、まず整理したい方へ。

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